本・コミック
¥1,037(税込)
JAN: 9784478067307
本書は、ニューヨーク大学のマーケティング学科准教授アダム・オルターが、スマートフォン、インスタグラム、ネットフリックス、ゲーム、メールチェックなど、現代人が陥る「行動嗜癖」(物質を摂取しない依存症)について解説した著作です。著者は、これらのテクノロジーやサービスが依存症をもたらすようにデザインされていることを明かし、その仕掛けとなる6つのテクニック(目標、フィードバック、進歩の実感、難易度のエスカレート、クリフハンガー、社会的相互作用)を詳細に分析しています。本書は、依存症が発生するメカニズムの生理学的背景から、実社会での具体例(ベトナム戦争のヘロイン中毒、ゲーム依存症など)を交えながら、依存症から逃れるための3つの解決策(早期予防、行動アーキテクチャ、ゲーミフィケーション)を提示しています。2019年7月にダイヤモンド社から出版され、原著は「Irresistible: The Rise of Addictive Technology and the Business of Keeping Us Hooked」です。
読書メーターでは1302件の登録、評価61%、ブクログでは100件以上のレビューが寄せられており、全体的に高い評価を受けています。肯定的な評価としては、「依存症のメカニズムが分かりやすく、ぐいぐい引き込まれる」「現代人への警鐘として興味深い」「スマホやゲームがいかに巧妙にデザインされているかが理解できた」という意見が多くあります。一方、批判的な意見としては「前半は優れているが、後半の対処法の部分が尻窄みで物足りない」「依存症の定義が広すぎるのではないか」という指摘もあります。また、「データが2016年頃のものなので具体例がやや古い」という指摘もあり、出版から数年経過した現在では、TikTokなどの新しいプラットフォームへの対応が不足しているという評価もあります。全体的には、現代のテクノロジー依存の問題を理解するための必読書として認識されています。
| 出版社/レーベル | ダイヤモンド社 |